2014年3月後半から、
今年も数々の新作が発表される国際的メッセ
バーゼルワールドが開催されました。
カミネからは私を含め4名で、例年通りハードな行程を過ごして参りました。
チューリッヒの駅は、
古き良き時代のヨーロッパのたたずまいのある、大きな駅です。
会期中は宿泊ホテルを会場近くに確保するのは難しく、
チューリッヒから1時間かけて、毎日バーゼル会場へ通います。
まず、これがバーゼル会場内で威風堂々たるパテック フィリップの新しくなったブースです。
新しいコンセプトで無駄のない明るくすっきりした設計で、
周辺にはミュージアムのようにコレクションがずらり並びます。
今年の新作はそれ程多くなく、素材やダイヤルデザインのリニューアルが主でした。
ノーチラス5990/1A-001と、
年次カレンダー クロノグラフ5960/1A-001が主なもので、2機種共、大変魅力的なものです。
ふたつとも、実に語りどころの多い商品ですので、
是非、またお店でお話しをさせて下さい。
パテック フィリップ
ノーチラス 5990/1A-001
ケース径:40.5㎜、SS
トラベルタイム クロノグラフ 自動巻
防水:12気圧
カレンダーの誤作動防止機構付き
価格:¥5390000(税抜予価)
パテック フィリップ
年次カレンダー クロノグラフ 5960/1A-001
ケース径:40.5㎜、SS
年次クロノグラフ、自動巻
防水:3気圧
価格:¥5160000(税抜予価)
↓ これはスペシャルピース。
今や幻となった名作、 スカイムーン トゥールビヨンのブラッシュアップバージョン。
マニア垂涎の超絶モデルです(時価)
パテック フィリップ
6002G-001
ケース径:44㎜、WG
スカイムーントゥールビヨン、手巻き
ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダー
価格:時価
パテック フィリップのグラコンの数々をご覧ください。
パテック フィリップ 5951P-012
永久カレンダー スプリットセコンド クロノグラフ
ケース径:37㎜×45㎜、Pt、手巻き
価格:時価
パテック フィリップ 5140P-013
永久カレンダー
ケース径:37.2㎜、Pt、自動巻
価格:¥10890000(税抜予価)
パテック フィリップ 5304R
永久カレンダー ミニットリピーター
ケース径:43㎜、RG、自動巻
価格:時価
パテック フィリップ 5940G-001
永久カレンダー
ケース径:37㎜×44.6㎜、WG、自動巻
価格:¥8830000(税抜予価)
パテック フィリップ 5078R
ミニットリピーター エナメルダイヤル
ケース径:38㎜、RG、自動巻
価格:時価
パテック フィリップ 5204P-011
永久カレンダー スプリットセコンドクロノグラフ
ケース径:40㎜、Pt、手巻き
価格:¥29800000(税抜予価)
パテック フィリップ社にとって、
今年は創業175周年の記念すべき年です。
毎年開かれる世界中のディーラーを招いてのパーティも、
アニバーサーリーイヤーという事もあり、
趣向をこらしたものでした。
会場に入るのに、数百名もの長打の列。
そして、フィリップ一家を中心としたパテック社、首脳陣の出迎えを一人一人受け、
握手をするのにも長蛇の列。
パーティが本格的にスタートするのに、たっぷりと時間がかかり、
アペリティフタイムとなります。
私はこのパーティへの出席をこの10年来、欠かした事がありません。
その後、ステージではドガの踊り子を連想させるバレエが優雅に始まります。
パテック フィリップの創業当時、19世紀から20世紀、数多くの歴史的エピソードに寄り添ったパテック フィリップ社の永々たる歴史を感じる事ができました。
ディナー開始前には、ティエリー・スターンのロングスピーチの後、
1839年の創業当時をタイムスリップさせた演出で、
創業者アントワーヌ パテックとフランチシェック チャペックの創業の頃の
掛け合いが始まりました。
パーティが終了し、チューリッヒの宿泊ホテルへ帰るのはいつも日付が変わっています。
175周年を迎えた今年のパテック フィリップは、
秋には記念限定モデルの発表もあり、目の離せない一年になりそうです。
パテック フィリップ