「一生モノの腕時計を選ぶなら、どんな時計がいい?」
高級時計を探していると、ブランドの知名度や価格、人気モデルだけではなく、実際に時計を見てきた人がどんな時計を選ぶのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、時計業界に携わって7年のカミネスタッフ・嘉悦が、これまで数多くの時計を見てきた中から、「自分が本当に欲しいと思う時計」を3本選びました。
選んだのは、グランドセイコー、カルティエ、そして独立系ブランドのローラン・フェリエ。
それぞれ価格帯もデザインも異なりますが、共通しているのは、長く愛用したいと思える魅力があることです。
スペックやブランドの魅力だけでなく、実際に着けたときの印象や、なぜこの時計が欲しいのかという個人的な視点も交えながらご紹介します。
高級時計選びで迷っている方や、一生モノの腕時計を探している方の参考になれば幸いです。
時計業界7年のスタッフが選ぶ「本当に欲しい時計」3選
今回ご紹介するのはこちらの3本です。
- グランドセイコー SLGH031|美しい白樺ダイヤルとハイビートムーブメント
- カルティエ サントス ドゥ カルティエ|王道のMMと洒落たSM
- ローラン・フェリエ クラシック・オリジン|引き算の美学を楽しむ一生モノ
それぞれに異なる魅力があり、時計を選ぶときに重視したいポイントも違います。
それでは、1本ずつご紹介していきます。
1. グランドセイコー SLGH031|白樺ダイヤルとハイビートの魅力

グランドセイコー SLGH031
価格:1,386,000円(税込)
※2026年10月発売予定
基本スペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ケースサイズ | 横40.0mm × 縦47.0mm |
| ケース厚 | 11.7mm |
| ケース素材 | エバーブリリアントスチール |
| ムーブメント | メカニカル自動巻(手巻つき) |
| パワーリザーブ | 約80時間 |
| 防水性能 | 日常生活用強化防水(10気圧) |
白樺モデルの魅力をさらに引き立てるアップデート
まずご紹介するのは、グランドセイコーのSLGH031です。
グランドセイコーを代表する人気モデルのひとつである「白樺」。
その美しいダイヤルに惹かれる方も多いと思いますが、今回のSLGH031は、これまでの白樺の魅力を受け継ぎながら、細かな部分まで進化したモデルです。
僕がこの時計を本当に欲しいと思う理由は、見た目の美しさだけではありません。
ケース素材、ムーブメント、装着感など、毎日使う時計としての完成度が非常に高いと感じるからです。
エバーブリリアントスチールが生み出す美しい輝き
ケースには、グランドセイコーが採用するエバーブリリアントスチールを使用しています。
一般的なステンレススチールとは異なる、白く美しい輝きが特徴の素材です。
グランドセイコーらしい端正なケースデザインと組み合わさることで、時計全体の上質さがさらに際立っています。
実際に時計を見ていると、光の当たり方によってケースの表情が変わり、繊細な仕上げの美しさを感じることができます。
ハイビートムーブメントと約80時間のパワーリザーブ
搭載されているのは、毎時36,000振動のハイビートムーブメントです。
機械式時計ならではの精密な動きを楽しめるだけでなく、約80時間のパワーリザーブを備えている点も魅力です。
機械式時計を日常的に使う場合、パワーリザーブは使い勝手に関わる重要なポイント。
週末に時計を外していても、月曜日にそのまま使える可能性が高いロングパワーリザーブは、毎日忙しく過ごす方にとっても嬉しい仕様です。
ハイビートのムーブメントでありながら、約80時間のパワーリザーブを実現している点に、技術的な魅力を感じます。
着け心地の良さも、毎日使いたくなる理由
実際に着けてみると、ケースの厚さは11.7mm。
見た目以上にすっきりとした印象があり、腕に乗せたときの収まりも良いと感じます。
高級時計は、デザインやムーブメントだけでなく、毎日着けたくなるかどうかも大切です。
どれだけ美しい時計でも、着け心地が自分に合わなければ、自然と出番が減ってしまうこともあります。
その点、SLGH031は日常使いを考えたときにも魅力的な1本です。
白樺ダイヤルとザラツ研磨
そして、やはり外せないのがグランドセイコーならではの仕上げです。
白樺を表現した繊細なダイヤル。
光の当たり方によって表情を変える文字盤は、シンプルでありながら強い存在感があります。
ケースには、グランドセイコーを象徴するザラツ研磨が施されています。
文字盤、ケース、ムーブメント。
それぞれの要素が高い完成度でまとまっているからこそ、全体として非常に美しい時計に仕上がっていると感じます。
この時計を選ぶ理由
僕がSLGH031に惹かれるのは、流行だけで選ぶ時計ではないと思えるからです。
上質な素材、美しい仕上げ、実用性のあるムーブメント。
どれも長く愛用するうえで大切な要素です。
10年、20年と長く付き合っていきたい。
そう思える完成度が、この時計の大きな魅力だと思います。
グランドセイコーの白樺モデルが気になっている方はもちろん、初めて本格的な高級機械式時計を選ぶ方にも、ぜひ一度実物を見ていただきたいモデルです。
2. カルティエ サントス ドゥ カルティエ|MMとSM、どちらを選ぶ?

カルティエのサントスといえば、長い歴史を持つ代表的なコレクションです。
今回ご紹介するのは、イエローゴールドとステンレススティールを組み合わせたコンビモデル。
王道のバランスを楽しめるMMサイズと、あえて小ぶりに着けることで洒落た印象を楽しめるSMサイズをご紹介します。
サントス ドゥ カルティエ ウォッチ MM(W2SA0016)
価格:2,138,400円(税込)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ケースサイズ | 41.9mm × 35.1mm |
| ケース厚 | 8.83mm |
| ケース素材 | イエローゴールド&ステンレススティール |
| ムーブメント | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約40時間 |
| 防水性能 | 10気圧(約100m) |
サントス ドゥ カルティエ ウォッチ SM(W2SA0033)
価格:1,900,800円(税込)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ケースサイズ | 34.5mm × 27.0mm |
| ケース厚 | 8.83mm |
| ケース素材 | イエローゴールド&ステンレススティール |
| ムーブメント | クォーツ |
| 防水性能 | 3気圧(約30m) |
100年以上の歴史を持つ、普遍的なデザイン
次にご紹介するのは、カルティエのサントスです。
サントスは、1904年に誕生した歴史あるコレクション。
世界初の男性用腕時計ともいわれる、カルティエを代表するモデルです。
100年以上の歴史を持ちながら、現在のスタイルにも自然に馴染むデザインは、サントスならではの魅力だと思います。
角型のケース、ビスを配したベゼル、ローマ数字のインデックス。
一目でサントスとわかるアイコニックなデザインでありながら、決して古さを感じさせません。
長く愛用できる腕時計を選ぶうえで、こうした普遍性は大きな魅力です。
MMサイズは王道のバランス感
個人的に、サントスのMMサイズは非常にバランスが良いと感じます。
腕に着けたときの存在感がありながら、大きすぎない。
サントスらしいデザインをしっかり楽しみながら、日常使いもしやすいサイズ感です。
イエローゴールドとステンレススティールのコンビネーションも、華やかさと落ち着きを兼ね備えています。
ビジネスシーンから休日まで、幅広いスタイルに合わせやすいのも魅力です。
また、約100mの防水性能を備えている点も、実用性を重視する方にとって嬉しいポイントです。

あえて小ぶりなSMサイズを選ぶという楽しみ
そして、個人的にすごくかっこいいと思うのがSMサイズです。
男性があえて小さいサイズの時計を着けることで、少し力の抜けた、洒落た雰囲気が生まれます。
最近は、男性がカルティエのベニュワールやパンテールなど、小ぶりな時計を着けるスタイルも注目されています。
「男性だから大きい時計」という固定観念にとらわれず、あえて小さな時計を選ぶ。
この着け方が、すごくかっこいいと思うんです。
サントスのSMサイズは、そんなスタイルを楽しみたい方にもおすすめしたい1本です。

MMとSM、どちらを選ぶべき?
サントスを選ぶとき、MMとSMで迷う方も多いと思います。
それぞれの魅力を簡単に整理すると、次のようになります。
| MMサイズ | SMサイズ | |
|---|---|---|
| 印象 | 王道・存在感 | 小ぶり・洒落た雰囲気 |
| ムーブメント | 自動巻き | クォーツ |
| 防水性能 | 10気圧 | 3気圧 |
| おすすめの選び方 | 実用性と存在感を重視 | サイズ感やスタイルを重視 |
もちろん、腕の大きさや普段の服装によって似合うサイズは変わります。
だからこそ、サントスはぜひ実際に着け比べていただきたい時計です。
MMの王道のバランス感を選ぶのか。
それとも、SMで少し洒落た着け方を楽しむのか。
どちらを選ぶか悩む時間も、時計選びの楽しみのひとつだと思います。
3. ローラン・フェリエ クラシック・オリジン|一生モノに選びたい、引き算の美学

ローラン・フェリエ クラシック・オリジン(LCF036.T1.G1G)
価格:7,018,000円(税込)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ケースサイズ | 直径40.0mm |
| ケース厚 | 11.10mm |
| ケース素材 | イエローゴールド&ステンレススティール |
| ムーブメント | 手巻き |
| パワーリザーブ | 約80時間 |
| 防水性能 | 30m |
独立系ブランド、ローラン・フェリエとは?
最後にご紹介するのは、独立系ブランドのローラン・フェリエです。
グランドセイコーやカルティエと比べると、初めて名前を聞く方もいらっしゃるかもしれません。
ローラン・フェリエは、時計師であり、デザイナーでもあるローラン・フェリエ氏が手掛けるブランド。
僕がこのブランドに惹かれる理由は、一言でいうと「引き算の美学」です。
派手な装飾や複雑な機構を前面に出すのではなく、高級機械式時計の本質をとことん追求している。
そんな姿勢が、このクラシック・オリジンに凝縮されていると感じます。
見えない部分にまでこだわる、二度組み
この時計の魅力は、外観だけではありません。
搭載されているムーブメントは、スイスの超一級サプライヤーから調達したパーツを使いながら、工房で一度組み上げたものを分解し、仕上げや調整を経て再び組み立てる「二度組み」が行われています。
こうした見えない部分に手間を惜しまない姿勢が、ローラン・フェリエらしい魅力だと思います。
高級時計の魅力は、文字盤を見たときの美しさだけではありません。
時計を裏返したとき、内部の仕上げやムーブメントの美しさに触れられることも、機械式時計ならではの楽しみです。
裏側のムーブメントが本当にかっこいい
そして、この時計で僕が特に好きなのが、裏側のムーブメントです。
クラシックな表情の文字盤とは対照的に、ルテニウム加工によるグレーのブリッジが非常にモダンな印象を与えています。
ケースいっぱいに収まるムーブメントの迫力もたまりません。
表側は端正でクラシック。
裏側は機械式時計の魅力を存分に楽しめる、モダンで力強い表情。
表と裏で異なる魅力を持っているところに惹かれます。
時計を外したあとも、裏返してムーブメントを眺めていたくなる。
そんな楽しみ方ができる1本です。
文字盤側にも宿る、美しいデザイン
もちろん、文字盤側も素晴らしい仕上がりです。
インデックスや針の仕上げは美しく、視認性にも優れています。
ダイヤルの色味、目盛り、ストラップまで、全体のカラーリングが見事に計算されています。
派手な印象ではないのに、強く記憶に残る。
こうした控えめな美しさは、長く愛用する時計を選ぶときに大きな魅力になると思います。
時計のデザインは、何かを足して豪華に見せるだけではありません。
必要なものを丁寧に選び、余計なものを削ぎ落とす。
その結果として生まれる美しさが、クラシック・オリジンにはあると感じます。
嘉悦が「一生モノ」に選びたい理由
モノづくりのクオリティと、ローラン・フェリエ本人のデザインセンス。
その両方が非常に高いレベルで融合しているからこそ、この時計は長く愛される理由があるのだと思います。
もし予算を気にせず、「一生モノを1本選んでいい」と言われたら。
僕はこのクラシック・オリジンを選びたいですね。
時計業界に携わって7年。
さまざまなブランドや時計を見てきた中で、それでも自分の手元に置きたいと思える。
そんな特別な1本です。
3本を比較|あなたならどの時計を選びますか?
今回ご紹介した3本は、それぞれ異なる魅力を持っています。
| モデル | 価格(税込) | 魅力 |
|---|---|---|
| グランドセイコー SLGH031 | 1,386,000円 | 白樺ダイヤル・ハイビート・約80時間のパワーリザーブ |
| カルティエ サントス MM | 2,138,400円 | 普遍的なデザイン・コンビモデル・100m防水 |
| カルティエ サントス SM | 1,900,800円 | 小ぶりなサイズ・クォーツ・洒落た着け方 |
| ローラン・フェリエ クラシック・オリジン | 7,018,000円 | 独立系ブランド・美しいムーブメント・引き算の美学 |
こんな方におすすめ
グランドセイコー SLGH031
- 日本の時計づくりの技術や仕上げを楽しみたい方
- 白樺ダイヤルの美しさに惹かれる方
- ハイビートとロングパワーリザーブを重視する方
- 日常使いできる本格的な機械式時計を探している方
カルティエ サントス
- ブランドの歴史と普遍的なデザインを重視する方
- ビジネスから休日まで幅広く使える時計を探している方
- コンビモデルの華やかさを楽しみたい方
- MMとSMのサイズ感を着け比べて選びたい方
ローラン・フェリエ クラシック・オリジン
- 独立系ブランドの時計に興味がある方
- ムーブメントの仕上げや機械式時計の本質を楽しみたい方
- 人と被りにくい、個性のある高級時計を探している方
- 一生モノとして長く愛用できる時計を選びたい方
まとめ|本当に欲しい時計は、実際に着けて選びたい
今回は、時計業界に携わって7年のカミネスタッフ・嘉悦が、本当に欲しいと思う時計を3本ご紹介しました。
グランドセイコー SLGH031の、白樺ダイヤルと高い完成度。
カルティエ サントスの、100年以上の歴史を持つ普遍的なデザイン。
ローラン・フェリエ クラシック・オリジンの、引き算の美学と美しいムーブメント。
どの時計にも、それぞれの魅力があります。
時計選びに正解はありません。
人気モデルだから選ぶのも、ブランドの歴史に惹かれて選ぶのも、ムーブメントの美しさで選ぶのも、すべて素敵な選び方だと思います。
だからこそ、ぜひ実際に時計を手に取り、腕に着けてみてください。
写真やスペックだけではわからない、ケースの輝き、文字盤の表情、着け心地。
実物だからこそ感じられる魅力があります。
カミネでは、時計選びのご相談も承っております。
「初めての高級時計を選びたい」
「一生モノの時計を探している」
「グランドセイコーとカルティエで迷っている」
「独立系ブランドの時計について詳しく知りたい」
そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。
皆様の時計選びのお手伝いができれば幸いです。
ぜひカミネへお越しください。
カミネスタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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