スイス高級時計ブランド ジャガー・ルクルト が2026年に発表した最新ハイコンプリケーションが、時計愛好家の間で大きな話題を集めています。
それが、新コレクション「ハイブリス・インヴェンティヴァ」から登場した
マスター・ハイブリス・インヴェンティヴァ ジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェールです。
近年の高級時計市場では、“薄型化”や“クワイエットラグジュアリー”と並び、ブランドの技術力そのものを体現するハイコンプリケーションモデルへの関心が再び高まっています。
その中でも今回の新作は、単なる複雑機構ではなく、
「ジャガー・ルクルトが考える次世代の精度追求」 を象徴する一本として注目されています。

“ハイブリス”に加わった新たな柱「インヴェンティヴァ」
ジャガー・ルクルトのハイエンド領域には、これまで
- 技術革新を追求する「ハイブリス・メカニカ」
- 芸術表現を重視する「ハイブリス・アーティスティカ」
という2つの柱が存在していました。
そこへ2026年、新たに加わったのが
“ハイブリス・インヴェンティヴァ”。
このコレクションの特徴は、
「ひとつのコンプリケーションを徹底的に探究する」という思想にあります。
その第一弾として発表されたのが、今回のジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェールです。
新世代の“3軸トゥールビヨン”が生み出す圧倒的な安定性
本作最大の見どころは、新開発の3軸ジャイロトゥールビヨン。
内部のケージはそれぞれ
- 20秒
- 60秒
- 90秒
という異なる周期で回転し、重力による姿勢差を極限まで平均化します。
さらに中心部には、円筒形ひげぜんまいを採用。
一般的な平面型ではなく立体的な構造とすることで、より高い等時性と安定精度を追求しています。
ジャガー・ルクルトによれば、この機構により腕時計が取りうる姿勢の約98%をカバー。
モデル名にある「ストラトスフェール(成層圏)」は、
気象変化の影響を受けにくい安定した空間を意味しており、
この時計が目指した“安定性”を象徴しています。

技術だけではない。“工芸作品”としての完成度
このモデルの魅力は、複雑機構だけに留まりません。
18Kホワイトゴールド製のダイヤルベースには、
サンレイ・ギョーシェ装飾と半透明ブルーエナメルを重ねた非常に手間のかかる仕上げを採用。
さらにブリッジ開口部などのパーツにもブルーラッカーを施すことで、
時計全体に一体感のある世界観を構築しています。
そして驚くべきは、キャリバー全体に施された装飾技法の数。
- ペルラージュ
- コート・ド・ジュネーブ
- 面取り
- ギョーシェ
- エナメル
- ダイヤモンドポリッシュ
など、合計16種類もの装飾技法が投入されています。
なかでも手作業による面取りだけで約65時間を費やすという点からも、
このモデルが単なる“高級時計”ではなく、
芸術工芸品の域に達していることがわかります。

20本限定。ジャガー・ルクルトの真髄を知る一本
通常であればコンセプトモデルとして終わっても不思議ではないレベルの機構と仕上げを、市販モデルとして実現した今回の新作。
世界限定20本という極めて希少な存在でもあります。
近年はラグジュアリーウォッチにおいても、“ブランドロゴ”だけではなく
「どんな思想で時計を作っているか」を重視する流れが強まっています。
その意味で、このジャイロトゥールビヨン・ストラトスフェールは、
ジャガー・ルクルトというマニュファクチュールの哲学と技術力を最も濃密に体現した一本と言えるでしょう。

主なスペック
- モデル名:MASTER HYBRIS INVENTIVA GYROTOURBILLON À STRATOSPHÈRE
- ケース:プラチナ950
- ケースサイズ:42mm
- 厚さ:16.15mm
- ムーブメント:Jaeger-LeCoultre Calibre 178(手巻)
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性能:50m
- ストラップ:ブルーアリゲーター
- 限定本数:20本
- リファレンス:Q5306480
2026年のジャガー・ルクルトを象徴する話題作
スポーツウォッチ人気が続く一方で、
“時計そのものの技術と工芸”に改めて注目が集まっている2026年。
その流れの中でも、この「ハイブリス・インヴェンティヴァ」は、
ジャガー・ルクルトの新章を象徴する重要なコレクションになりそうです。
ハイウォッチメイキングの真価を体感したい方は、ぜひ注目してみてください。

ジャガー・ルクルト正規取扱店
カミネ 旧居留地店
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