KAMINEスタッフブログ

゛ローマン・ゴティエ氏が来日いたします!” 2019年12月7日(土) カミネ 旧居留地店

「時計愛好家のための究極の時計」として、スイス時計ブランド「ローマン・ゴティエ」が、2019年最新作「インサイトマイクロローター・ホワイトゴールド限定モデル」の紹介とワンオフ スペシャルオーダー会に来日いたします。

 

2019 Special Edition;インサイトマイクロローター・ホワイトゴールド限定モデルが登場
ゴールドプレートの施された地板と、パラジウム処理されたブリッジが、18Kホワイトゴールドケースに収められたこのモデルはスイス時計の伝統に精通した時計愛好家のために作られたモデルと言えます。

  • ローマン・ゴティエ氏自身が、ゼロから設計した自社製自動巻きムーブメントは、22Kゴールド製の両方向回転式マイクロローターを搭載しています。2つのブリッジの間を回転するマイクロローターは、文字盤側とケースバック側から確認できます。ルビーベアリングを使用することで摩擦を最小限にし、その動きは滑らかで音を立てません。また直列配置された2つの香箱は効率良く巻上がり、フルの巻上げ状態で約80時間のパワーリザーブを有します。
  • 12時位置のオフセンターの文字盤が、時・分針、文字盤中央がスモールセコンドです。6時位置にテンプ、9時位置に両方向巻きのマイクロローターを配置。4.5Nローズゴールドプレートの地板はハンドフロスティングによる仕上げが施されています。ゴールドの地板のマット仕上げは、パラジウム処理されたブリッジのヘアライン仕上げを視覚的に浮き立たせています。
  • シースルーバックから、マイクロローター、輪列、テンプに至るまでの『トルクを伝達する一連の構造』や完璧に仕上げられた各パーツをお楽しみいただけます。シースルーバックから見えるブリッジは地板同様、4.5Nローズゴールドプレートが施されており、その『受け』をローマン・ゴティエの特徴である『S字の溝の入ったネジ頭』を持つネジで固定されています。
  • 39.5mmケースは着けやすいサイズ感で、ケース側面に美しい曲線を描いています。
    手首の動きを妨げないよう、リューズは2時位置に配されています。そして風防のボンベサファイアクリスタルにつけられた傾斜は、オフセンターに配された時・分の文字盤の上(ゴティエの考える文字盤の中心)で一番高くなるように設計されています。 

    ローマン・ゴティエ氏は『ホワイトゴールドのケース、ムーブメントの金色のマット仕上げは、時計作りにおける伝統的な組み合わせで、愛好家の方々にご満足いただけると思っています。』と言葉を添えています。

    この限定モデルはK18WGケースで限定30本のみの生産になります。(文字盤3種×各10本)

自社製自動巻きムーブメント

  • インサイトマイクロローターのムーブメントはスイス・ジュウ渓谷にあるローマン・ゴティエの工房で設計から開発、製造、装飾、組み立て、そして調整までが行われています。ローマン・ゴティエは、この時計を鑑賞する人々がその壮観な構造と洗練された仕上げを瞬時に堪能することができるよう、インサイトマイクロローターのムーブメントの視認性をできる限り高めました。
    この作品が『インサイト(洞察力)』と名を有する所以です。
    両方向回転式のマイクロローターは、逆転歯車によって実現し、マイクロローターの回転方向が変わる際、逆転歯車の歯が逆に噛み合うよう働きかけられ、逆方向にもスライドします。
  • ローマン・ゴティエは、ルビーベアリングにそれぞれ取り付けられた2つのブリッジの間をマイクロローターが回転するよう設計しました。金属対金属の接触を避け、摩擦係数が低く、耐摩耗性に優れたルビーを採用し金属対ルビーにしました。これにより滑らかで音を出さないマイクロローター回転を実現しています。さらにこのマイクロローターの相対的重量を考慮し、上部と下部から2つのブリッジをサンドイッチのように挟み、より安定性の高いマイクロローターを設計しています。

インサイトマイクロローター ホワイトゴールド限定モデル詳細

  • K18WGケース(39.5×12.9mm/最も高い位置)
    自社製自動巻きムーブメント
    サイズ;32.1×6.8mm
    石数;33
    部品数;206
    振動数;毎時28,800回/4Hz
    部品の素材:22Kゴールド製マイクロローター、ステンレススチール、ベリリウム銅、真鍮、洋銀
    仕上げ;オートオルロジュリレベルの手仕上げ
    4.5Nローズゴールド、パラジウム、ロジウム処理の施されたムーブメント
    22Kゴールド製両方向回転マイクロローター
    バブルバレル
    80時間パワーリザーブ
    オフセンター時表示
    50M/5気圧防水
    風防ガラスおよびディスプレイバック:内側にも反射防止加工をしたサファイアクリスタル
    2時位置に巻き上げおよび時刻調整用リューズ
    グランフーエナメル製ダイアル(18Kゴールド製のベース)
    K18WG製 または 青焼き針(エディションによる)
    スイスにて手縫いされたブラウンアリゲーターストラップ
    K18WG製ピンバックル(Dバックル注文可) 

    〈限定本数〉
    ・グランフーホワイトエナメル製ダイアル(18Kゴールド製のベース)に青焼き針:10本
    ・グランフーブラックエナメル製ダイアル(18Kゴールド製ベース)に18Kホワイトゴールド製針:10本
    ・グランフーブルーエナメル製ダイアル(18Kゴールド製ベース)に18Kホワイトゴールド製針:10本

    ¥10,670,000(税込)

ローマン・ゴティエについて

  • 2005年に誕生したローマン・ゴティエは、創業者ローマン・ゴティエ氏本人が指揮を執る、スイス・ジュウ渓谷に拠点を置く高級時計ブランドです。彼はスイスの時計製造の中心地であるジュウ渓谷で生活し働くことで培ったノウハウを、オートオルロジュリ(高級時計製造)に対する妥協のないタイムピースを創出しています。
    これはスイスのル・サンティエにあるマニュファクチュールのおかげです。
  • ここでは、熟練した職人たちと昔ながらの時計製造工具が、経験豊かな技術者たちおよび最先端の製造方法と融合し、ローマン・ゴティエの時計に搭載するムーブメントの設計から製造、装飾、組み立て、調整に至るまでの工程すべてを一貫して行う設備が整っています。これらは、妥協のない品質および優れた精度を約束するだけでなく、ローマン・ゴティエのタイムピースに最高の美しさと唯一無二の魂をもたらしています。
  • ローマン・ゴティエのタイムピースは、人を引き付けるインパクトあるデザインと革新的な自社製ムーブメント、そして極めてハイレベルの仕上げにより称賛されています。その年間生産本数はわずか約60本しかありません。

ブランド創業者について

  • ローマン・ゴティエ氏は1975年、スイスの時計作り発祥の地『ジュウ渓谷』に生まれました。ローマン・ゴティエ氏はこの地で伝統的なオートオルロジュリへの情熱、機械学やエンジニアリングへの理解、そしてデザインに対する鑑識眼を養いました。技術学校で精密機構を学んだ後1997年に精密機械のコンストラクターとしての資格を取りました。1年後、彼は初仕事として時計部品メーカーの機械プログラマー兼オペレーターの職に就き、その工場をヨーロッパ内で最も性能の良い設備の整った施設へと進化させました。ローマン・ゴティエ氏は、自身の高級時計を一から創造するだけでなく、自らの高級時計ブランドを立ち上げることを固く決心し、2002年にMBAを取得しています。ちなみに彼の修士論文は、『自身のブランドの経営計画について』でした。3年間非公開で自身のタイムピース製作に取り組んだ彼は、2005年にローマン・ゴティエ ブランドを創設し、ブランドのファーストモデルプレスティージ HMを2007年のバーゼルワールドで披露。その後、次々とプレスティージ HMS(2010年)、ロジカル ワン(2013年)、ロジカル ワン シークレット(2014年)、インサイトマイクロローター(2017年)、インサイトマイクロローター レディー(2018年)を発表。これらの作品はクラシカルで洗練された作品、現代的でカジュアルな作品、そして極めて優美な芸術的作品を網羅し、そのどれにも、最高の仕上げが施された自社製ムーブメントが搭載されています。
    2013年、時計界のオスカーと称されるジュネーブ・ウォッチ・グランプリにて、ローマン・ゴティエの「ロジカル ワン」は、ベスト・メンズ・コンプリケーション賞を受賞しました。

 

 

カミネ 旧居留地店へお気軽にお問い合わせください。

Tel.078-325-0088
Open.10:30-19:30(無休)

 

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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