KAMINEスタッフブログ

時計作りの原点に回帰、真のスイスマニュファクチュール『ショパールL.U.C』

1860年創業のショパールが1996年に時計作りの原点に回帰し、フルリエにハイテク技術を導入した『ショパール・マニュファクチュール』を設立。

 

ネジ1点から製作するスイスでも数少ないマニュファクチュールとして、革新的なウォッチ用ムーブメントを開発し、芸術品ともいえるコレクションを数多く発表しています。

 

 

 

ショパールはスイス・フルリエとジュネーブ、ドイツ・フォルツハイムに4つのファクトリーを構え、1996年から たった23年間で11個もの基幹ムーブメントを生み出し、驚異的な製造力を誇っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

現在は年間約4,000点のムーブメントを生産し、L.U.Cを世に送り出しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショパールL.U.Cの第一号機『Cal.96』。

ショパールは外装デザインだけではなく、技術的にもインパクトを与えるため、あえてマイクロローターを搭載したムーブメントを開発しています。

ちなみに、ピアジェは1960年、パテック フィリップは1977年にマイクロロータームーブメントを発表しています。

 

 

ショパールは65時間のパワーリザーブを確保するため、香箱を2つ重ねた設計

さらに運動量が少なくても効率よく巻き上げるようにゼンマイは両方向の巻き上げの『ラチェット式』を採用しています。これはムーブメントとしては効率が良いのですが、大変コストがかかる構造です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ゼンマイ自身が外部の影響を受けにくくするために『フィリップカーブヒゲゼンマイ』という立体的構造になっています。

非常に高度な技術を要するため、現在この『フィリップカーブヒゲゼンマイ』を製作できる者がわずか2名のみです。

 

 

 

 

 

 

マイクロローターの特徴として、『ムーブメントを薄くできる』『機能を拡張しても厚みが出にくい』『ローターでムーブメントを覆い隠さない』『独自性に富んだ優れた意匠性が持てる』などのメリットがあります。

 

この反面、ゼンマイに巻き上げを保つため、金・プラチナ・タングステンなどの比重の重い金属をローターに採用するためコストがかかったり、薄さを追求するがゆえにパワーリザーブが短くなります。

 

ショパールは様々な弱点を克服するために、ハイレベルをもった技術者により、あらゆる技術力を投入しています。

耐久性のある薄型』『65時間のパワーリザーブ』『安定した精度“COSC”取得』『秀逸な仕上げ』さらに独特の回転音を解消するためにオイルフリーにし、セラミックを採用しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ショパールは、シンプルなモデルから、クロノグラフ、縦型トゥールビヨン、ミニッツリピーターなど今まで驚異的な製造力で数多くのムーブメントを開発してきました。

 

 

 

 

 

 

 

1996年からたった23年間で11個の基幹ムーブメントを製作できたのはショパールだったからではないでしょうか。

 

本日は、ショパール L.U.Cでは珍しいステンレスケースを採用したモデルをご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

L.U.C XPS
Ref.168583-3001
¥1,040,000(税別)
ステンレスケース(40.0mm)
自動巻(Cal.L.U.C96.50-L)
65時間パワーリザーブ
クロノメーター
30M防水
シースルーバック

こちらのモデルは、2017年にL.U.C初のエントリーモデルとして発表されました。L.U.Cのムーブメント第一号機『Cal.96』を搭載したこちらのモデルのローターはK22ゴールドを採用しています。ぜひシースルーバックから、ムーブメントの美しさと滑らかに回転するローターをご覧いただけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにこちらのモデルは生産終了となっているため、カミネ トアロード本店でしかご覧いただけない貴重な1本となっています。ぜひ、お手に取って ご試着ください。

 

この他にも多数L.U.Cコレクションを取り揃えています。お探しのモデルがございましたらお気軽にお申し付けください。

 

カミネ トアロード本店
Tel.078-321-0039
Open.10:30~19:30(9月15日16日休業)

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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