Patek Philippe Floorブログ

新鮮なのにどこか懐かしい文字盤 5326G-001

パテック フィリップの新作発表から早や一か月ほど経ちました。
いまのところ一番話題作になっているひとつが
年次カレンダー・トラベルタイムの5326G-001です。

語るべきところはたくさんあるのですが、何と言っても目を引くのはその特徴的な文字盤です。
初めて見た時から、「この文字盤の質感、何か以前にも見た事があるような気がする・・・」と思っていました。

ふと本社HP5326G-001のページを見ていると、
「アンティークカメラの外装を彷彿とさせる」という一行が。
ああ、そうだ!と一気に腑に落ちました。

カメラと言えば今でこそスマホで誰でもきれいな写真が撮れますが、
オートフォーカス機能付きのカメラさえ無かった時代がありました。

そんな一眼レフカメラの絞りを手で回し、ピントを合わせて写真を撮る事は、
大人の男という感じがして憧れたものです。
ある意味、良い腕時計をこだわり抜いて身に着ける事と通じるものがあるかもしれません。

文字盤の個性と合わせてもうひとつの魅力はケースサイドにぐるりと
クル・ド・パリ(ホブネイルパターン)装飾が施されているところです。
ホブネイル装飾を側面に施した現行モデルは、このシリーズが初めてです。

ラグが4本突然生えているように見えますが、実はこのラグは裏蓋に取り付けられた一体型になっています。

新しいファンクションとなる機能面、年次カレンダーとトラベルタイムのダブルコンプリケーション。この機能は今までありませんでした。
年次カレンダーもトラベルタイムもCal.324をベースとしたムーブメントがありますので、シンプルに考えるとこの二つを合わせれば簡単だったのではと思うのですが、 あえて新しいムーブメントCal.31-260をベースに出してくるところにパテックらしいこだわりを感じます。

ところでこのモデル、トラベルタイムとして見た時に何かが足りないような気がしてしまいます。従来のトラベルタイム機能を搭載したモデルに有った8時位置と10時位置のプッシュボタンが無いのです。

(最もこれは初めてでは無く、昨年発表されたアクアノート・ルーチェ・トラベルタイム5269/200Rも同様でしたが)

プラス方向とマイナス方向のボタンをそれぞれ押す事により短針を進めたり戻したりする事は感覚的には大変分かりやすいのですが、着用中気づかないうちにボタンが押されて針が動いてしまっている可能性がゼロではありませんでした。

今回の5326モデルでは短針の操作はリューズで行うため誤作動のリスクはかなり少なくなっていると言えそうです。

アンティークな外観に最新鋭のムーブメント、実機は端正な顔立ちでヴィンテージ感に溢れた魅力を放ちます。

このモデルには純正のフォールディングバックルと
色違いのベルトが付属しています。

5326G-001
ケース径:41㎜
ケース素材:ホワイトゴールド
防水:3気圧 パワーリザーブ:最小38時間、最大48時間

カミネ トアロード店2F パテック フィリップ・フロアでお待ちしております。https://www.kamine.co.jp/watch/patek-philippe/

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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UPDATE: 2022.04.26