Patek Philippe Floorブログ

パテック フィリップの年次カレンダーとは…。今年発表された新作4947/1Aに至るまで、その変遷と進化を簡単に解説しました。

パテック フィリップは1996年に年次カレンダー機構の特許を取得し、同年にその機構を搭載したモデル Ref.5035を発表しました。

それまでカレンダー機構と言えば小の月の月末に、日付を手動で進めなければならないのが常識でした。
それ以上のカレンダー付きの高級機種はいきなり4年に一度の「うるう年」 まで含めて自動で調整してくれる永久カレンダーという 超複雑なものになっていました。

そこで、パテック フィリップが開発した年次カレンダーは1年間の内 「2月末から3月にかけてのみ手動で調整すれば」 あとの大の月、小の月は自動で判別して日付送りをする機構でした。まさに機能的にシンプルカレンダーと永久カレンダーの間を埋める 実用性に優れたものを世に送り出したのです。

今や年次カレンダーはコンプリケーションとして多くのモデルに搭載されるようになりました。
そのルーツで 5146は初代5035モデルの後継機であり、月と曜日を針で表示するという初代モデルの雰囲気を最も色濃く残したモデルでした。

Ref.5035と比較してRef.5146はケース径がわずかに(2㎜)大きくなり バーインデックスとアラビア数字を組み合わせたものになった事で、より現代的にリファインされました。
また6時位置の24時間表示がムーンフェイズになり、12時位置にパワーリザーブ表示が付けられた事で実用性が より高まりました。

しかしこの5146の生産終了により現在メンズモデルでは次の写真の5147が唯一の針でカレンダーを表示するモデルという事になります。

5147G

パテック フィリップのダイヤ入りモデルの4桁の型番は、そのベースになるモデルの1番違いである事が一般的です。

この5147モデルも2005年から16年間の長きにわたって生産され、今年生産終了となった年次カレンダー5146モデルがベースとなってリリースされたものです。

写真のモデルは、ベゼルに62個(約0.85カラット)のダイヤモンドがセッティングされており、角度によっては黒に見えるくらい濃く艶のある文字盤にとても映えます

最近はダイヤモンド入りのメンズは様々な機種で人気が高まっており、欧米の方たちをはじめ ダイヤモンド入りの時計をさりげなくカジュアルに上手に使いこなせる時計ファンの方が増えました。

今年度の新作は機構とムーブメントの過去の良いところを全て集約し、全く新しいディテールでリリースされました。
こちらも針で表示するタイプの年次カレンダー。

この4947/1Aは 「どのようなサイズの手首にもフィットするユニセックスなモデル」 という表現がされており、つまり男女問わずお使いいただけるサイズで、しなやかなブレスレット構造を持ちます。
コンプリケーションをより気軽に日常にお使いいただけるという時代の流れを感じさせてくれます。

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