機械式時計をご検討中の方や、すでに愛用されている方からよくいただくご質問があります。
「オーバーホールは本当に必要ですか?」
「しないと壊れるのでしょうか?」
「どれくらいの頻度で必要?」
高級時計は“一生モノ”と言われる一方で、定期的なメンテナンスが必要とも言われます。
では実際、オーバーホールとは何をする作業なのか。
そして、なぜ機械式時計に必要とされているのか。
今回は、機械式時計を長く愛用するために欠かせない“オーバーホール”について、わかりやすく解説します。

オーバーホールとは?|機械式時計の分解メンテナンス
オーバーホールとは、機械式時計を一度分解し、
- 部品洗浄
- 注油
- 摩耗確認
- 精度調整
- パッキン交換
などを行うメンテナンス作業のことです。
機械式時計の内部には、多くの細かなパーツが組み込まれており、それぞれが常に動き続けています。
そのため長年使用すると、
- 潤滑油の劣化
- 部品摩耗
- 防水性能の低下
などが起こることがあります。
オーバーホールは、そうした状態を整え、時計を良いコンディションで使い続けるための大切なメンテナンスです。

オーバーホールをしないとどうなる?
すぐに止まるわけではありません。
ただし、長期間メンテナンスを行わない状態が続くと、
- 精度低下
- 部品への負担
- 防水性低下
- 摩耗進行
につながる可能性があります。
特に機械式時計は、非常に精密な機械。
小さな部品同士が絶えず動いているため、定期的なコンディション確認が重要になります。
オーバーホールはどれくらいの頻度で必要?
一般的には、
3〜5年程度
を目安に推奨されることが多いです。
ただし近年は、技術進化によって耐久性や潤滑性能も向上しており、ブランドや使用状況によっても変わります。
例えば、
- 毎日使用する
- 湿気が多い環境
- スポーツ使用
- 長期間保管
など、使用環境によって状態は異なります。
そのため、
「何年経ったから絶対必要」
というより、
定期的に状態確認をすること
が大切です。

なぜ高級時計はメンテナンスしながら使うのか?
近年、機械式時計が再び注目されている背景には、
「長く使う価値」
への関心があります。
スマートフォンやデジタル機器が短いサイクルで買い替えられる時代だからこそ、
- 修理しながら使う
- 世代を超えて受け継ぐ
- 永く愛用する
という価値観が見直されています。
機械式時計は、適切なメンテナンスを行うことで何十年にもわたり使い続けることができます。
それは単なる“モノ”ではなく、
- 思い出
- 人生の節目
- 自分だけの時間
を刻む存在でもあるのです。
正規メンテナンスの安心感とは?
高級時計のオーバーホールでは、
- 専用工具
- ブランド基準
- 純正部品
- 防水検査
- 精度調整
など、専門的な技術が必要になります。
特に近年の高級時計は、
- 薄型化
- 高精度化
- 複雑機構化
が進んでおり、ブランドごとの専門知識も重要です。
そのため、安心して長く使うためには、正規メンテナンスを選ばれる方も増えています。

最近は“長く使える時計”が選ばれている
2025年〜2026年の腕時計トレンドでは、
- クワイエットラグジュアリー
- 一生モノ志向
- 小径化
- 上質なものづくり
への関心が高まっています。
その中で、
- 長く愛用できる
- メンテナンスしながら使える
- 時代を超えて残る
という機械式時計の魅力が再評価されています。
特に、
- Grand Seiko
- Cartier
など、“長く付き合える時計”として人気を集めています。
オーバーホールは“時計と付き合っていく時間”でもある
機械式時計は、ただ所有するだけではなく、
- 身につける
- メンテナンスする
- 時を重ねる
ことで、自分だけの一本になっていきます。
オーバーホールは単なる修理ではなく、
「時計を長く愛用するための時間」
でもあります。
だからこそ今、機械式時計は効率だけでは測れない価値として、多くの人に選ばれています。
ぜひ店頭でも、機械式時計ならではの魅力をご体感ください。
次回予告
次回は、
「機械式時計は一生モノになる?|世代を超えて愛される理由とは」
をテーマに、“長く使う価値”についてご紹介します。

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