A.ランゲ&ゾーネ1815 ~伝統的な懐中時計のデザインコード~

「1815」コレクションは、グラスヒュッテに時計産業を根づかせたドイツ時計産業の父、A.ランゲ&ゾーネ創始者フィルディナント・アドルフ・ランゲが生まれた1815年をモデル名としています。

アラビア数字のインデックス、青焼き針、ダイヤル外周のレイルウェイ目盛りやスモールセコンドは、
昔の伝統的な懐中時計のデザインを彷彿とさせます。

38.5㎜と絶妙なサイズの1815ホワイトゴールドは、華やかさを抑えつつも確かな品格を持つモデル。
中央を一段低くして立体感を出したシルバー925製のダイヤルに、大きく長い青焼き針がくっきりと主張を示し、丸みを帯びた鏡面仕上げベゼルが艶やかにダイヤルと調和しています。

1815
Ref. 235.026
ケース直径: 38.5 mm 厚さ: 8.8 mm
手巻き パワーリザーブ 55 時間

ムーブメントの4分の3プレートは、1864年にフェルディナント・アドルフ・ランゲが採用して以来、ドイツ・ザクセンで製作される時計の代名詞となりました。

輪列の軸受けの役割を担う4分の3プレートはいくつもの軸を同時に押さえなくてはならない為、その組立てには非常に高度で繊細な技術が求められます。
通常の機械式時計に使用されるそれぞれ独立した受けに比べると、4分の3プレートはムーブメントの安定性が大きく向上します。
また、4分の3プレートによって歯車の軸間距離誤差が減少するメリットと、特に昔の懐中時計では外部からの汚れや埃からムーブメントを守る効果もありました。

美しいコート・ド・ジュネーブを施したジャーマンシルバーの4分の3プレートの下には、見えない部分にも見事なペルラージュ仕上げが施されてます。

スワンネック形のテンプ受けに、熟練した職人が手彫りで草花のモチーフを彫り入れているのもランゲのタイムピースの特徴です。

さらに特筆すべきランゲの「二度組み」とは、一度組み上げたムーブメントを分解して、二度組み上げる作業を一つ一つの時計に行うという手間と時間を惜しみなく掛けた製造方法です。

二次組み立てでは、一次の仮留めに使用したネジに代えて、熱処理で美しい青色に染まった青いビスを取り付けます。
約300度の高温でゆっくりと加熱することにより、スチール表面が極薄のマグネタイト(四酸化三鉄)層で覆われます。光波のオーバーラップによる干渉効果で自然光のブルー以外の色素を吸収されて、この独特の深いブルーの色味が現れます。

スワンネック形のテンプ受けには、極小のスペースに職人が手彫りで草花のモチーフを入れています。
決まった同じデザインながらも、微妙な深さなど彫り方の個性が職人によって違うのも見どころです。

二度の世界大戦により操業を中断せざるを得ない苦難の時代を経て、1990年にブランドを再建し大きな発展を遂げたA.ランゲ&ゾーネの、1845年から継承されてきた伝統技術を腕元でぜひ堪能下さい。

【カミネ 旧居留地店】
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営業時間:10:30~19:30(無休)
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A.LANGE&SÖHNE(A.ランゲ&ゾーネ)ウォッチコレクション
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