2026年春のW&Wで、時計業界で大きな話題となったのが、カルティエ ロードスターのリバイバルです。
かつて2000年代を代表するカルティエの名作として、多くのファンを魅了してきたロードスター。
生産終了後も根強い人気を誇り、「復活してほしいモデル」として常に名前が挙がる存在でした。
そして今回、そのリバイバルのニュースをきっかけに、私自身も特別な一本でカミネ社長が長年愛用してきたロードスターを受け継ぐことになりました。

ロードスター LM
W62002V3
自動巻き、日付表示
ケース素材:ステンレススチール
ケースサイズ:37 mm x 45mm
ケース厚:9.7mm
防水性能:100m
ストラップ:ステンレススチール
生産終了

ロードスター復活の話題が広がり始めた頃、社長から「これ、着けてみる?」と声を掛けてもらったのが始まりでした。
手渡されたのは、長年使い込まれたロードスター。
ケースやブレスレットには細かな使用傷が入っていますが、状態はかなり綺麗で、大事に愛用されてきたことが感じられました。
普段は旧型のタンクフランセーズ MMサイズを身に着けているのですが、それに比べると少し肉厚でマッシブな印象を受けます。
しかし腕に乗せると、腕乗りが良く快適性は損なっていません。
ローマンインデックスが主流のカルティエの中で、このアラビアインデックスはとても新鮮に映りました。

ケース付近のブレスレット駒は非常にピッチが長くなっており、大胆で目を引くデザインになっています。
自分でブレスレット交換が可能なインターチェンジャブル機能に合わせてレザーストラップ、Dバックルが付属しています。
カルティエにも他のブランドにもあまりないデザインで、いい意味で気分を変えてくれる時計です。

そして今秋、発売されるロードスターはどうでしょうか。
ロードスターの魅力は、単なるスポーツウォッチでは終わらないところにあります。
クラシックカーから着想を得た流麗なケースデザイン。
カルティエらしいローマンインデックス。
そしてスポーティでありながら、どこか色気を感じさせる独特の存在感。
特に印象的なのは、ケースの曲線美です。
現代のスポーツウォッチはシャープな造形が主流ですが、ロードスターはあくまでエレガント。
丸みを帯びたフォルムが腕に自然に馴染み、スーツにも驚くほどよく合いそうです。
また、デイトに被さった半楕円の大型マグニファイレンズやワンタッチで交換可能なストラップシステムなど、当時としては先進的だった細かなディテールも、引き継がれています。
印象としてはケースデザインでロードスターのアイデンティティを踏襲し、ダイヤルデザインはよりエレガンスにカルティエらしくブラッシュアップされたように見えます。
リバイバルを心待ちにしていたユーザー、新たに手にするユーザー両者にとって非常に良いものに仕上がっているのではないでしょうか。

「ロードスター」 ラージ
Ref:CRWSRD0014
ケースサイズ:47.20×38.70mm
ケース厚:10.06mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:10気圧(約100m)
ネイビーブルーラバーストラップが付属
予価:1,676,400円(税込)
発売予定:2026年10月

「ロードスター」 ミディアム
Ref:CRWSRD0019
ケースサイズ:42.50×34.92mm
ケース厚:9.7mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:10気圧(約100m)
セミマットネイビーブルーアリゲーターストラップが付属
予価:1,544,400円(税込)
発売予定:2026年10月

改めて今回、社長からロードスターを受け継いで感じたのは、時計は単なる工業製品ではないということでした。
誰が着けていたのか。
どんな時間を共にしてきたのか。
その背景まで含めて、時計の魅力になっていく。
リバイバルするロードスターと受け継いだロードスターを見て、そう思いました。
そして、この秋。
ロードスターが復活する時、それは単なる新作発表ではなく、多くの人にとって「記憶に残るカルティエ」が現代に帰ってくる瞬間になるのかもしれません。
