KAMINEスタッフブログ

伝統を重んじ革新を続けるカール F. ブヘラ

公式サイトより引用

 陸路・水路の両方が盛んな街として商業が繁栄した、非常に美しい景観の観光都市であるスイスのルツェルン。その地で、1888年に時計と宝飾品を扱う専門店として”カール F. ブヘラ”が誕生しました。このブランドはスイスの中でも数少ない、創業者一族が独立して経営を支えている時計メーカーの一つです。今年で創業135周年を迎え、現在では三代目となるヨルグ・G・ブヘラが事業を率いています。
 カール F. ブヘラが製造する全ての時計は、国内の自社工場で構想・製品化され、その一つ一つが手作業で組み立てられています。2008年に初めて実用化された自社製の自動巻きキャリバーは、独自のペリフェラルローターを搭載。ムーブメントの外周にリング型のローターを配置し、それが回転することで中のゼンマイが巻き上がる仕組みになっています。このキャリバーで時計全体が薄く美しいシルエットになるだけでなく、ムーブメント全体を眺めることができ、テンプの繊細な動きを含めメカニカルの魅力を堪能することができるのです。


 そのカール F. ブヘラの中でも人気のコレクションである“ヘリテージ”から、この度4種類の新作が発表されましたので、ご紹介いたします。

ヘリテージ クロノメーター セレブレーション
Ref:00.10804.08.33.21 / 自動巻き
ステンレススティール(39mm)
¥990,000(税込)
※世界限定188本

ヘリテージ クロノメーター セレブレーション
Ref:00.10804.03.13.21 / 自動巻き
18Kローズゴールドケース(39mm)
¥3,355,000(税込)
※世界限定88本

 “ヘリテージ クロノメーター セレブレーション”は1960年代に製造されたブヘラ製クロノメーターウォッチを、現代的にアップデートして復刻させた限定のモデルです。ケースの素材はステンレススティール製と18Kローズゴールド製が用意されており、それぞれ文字盤のカラーは2種類展開されています。
 シンプルなデザインがこのモデルのコンセプトとなっており、ダイヤルは3針とカレンダー機能のみ。華美な印象を抑え、洗練された美しさが際立つモデルです。秒針の先端にはオリジナルモデルと同様に赤い矢印がついていて、視認性にも優れています。また、細かな部品を使用したメッシュブレスレットと組み合わせることで全体的に厚みを抑え、しなやかなシルエットに。そのうえ、手首に添うような柔らかな着用感だけでなくシャツの袖口にも収まりやすく、ビジネスシーンでもスマートに付けることができる時計です。
 また、ケースバックにはカール F ブヘラの故郷であるスイスのルツェルンを象徴する“白鳥”、ブヘラ家を示す“ブナの木”、そして創業年である“1888“の文字などが刻まれており、135周年を祝う特別モデルにふさわしいディティールとなっています。

 いかがでしたでしょうか。シンプルなデザインの中に細かな部分で独自のこだわりが見えるカール F. ブヘラ。伝統を取り入れながら、現代人のライフスタイルにふさわしい機能やデザインを備えた時計へと日々進化を遂げています。上記の新作モデルはカミネ元町店にて取り扱っておりますので、お近くにお立ち寄りの際は是非実機を手に取ってご覧くださいませ。

Carl F. Bucherer(カールF. ブヘラ)ウォッチコレクション
https://www.kamine.co.jp/watch/carl-f-bucherer/

【お問い合わせ】
カミネ 元町店
https://www.kamine.co.jp/shop/motomachi/
〒650-0021 神戸市中央区三宮町3丁目1-8
TEL:078-327-3363 / FAX:078-327-3380
営業時間:10:30~19:30(水曜定休)

記事カテゴリー

COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

連載コラム一覧

<< 前の記事
デザインと機能性を兼ね備えた環境に優しいベルクロタイプのストラップ「GRIP(グリップ)」
UPDATE: 2023.08.16
次の記事 >>
― メンテナンスについて -
UPDATE: 2023.09.22
LINE

LINE友だち追加して
お問い合わせ