KAMINEスタッフブログ

A.ランゲ&ゾーネ 1815 “ウォルター・ランゲへのオマージュ”

本来ならば先日、私の好きな海外バンドのライブに行く予定でしたが、このご時世もちろん延期に・・・

まだ気持ちがスッキリしません・・・

自粛ムード漂う中、楽しみにしていたことがなくなってしまった方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな暗いムードを払拭するような大変珍しい時計をご紹介いたします!

 

2017年に発表され、ごくわずかな本数しか生産されなかった

1815 “ウォルター・ランゲへのオマージュ”です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年1月に他界したブランド再興の祖であるウォルター・ランゲに敬意を表すため開発されたこの時計は、

時計の本質を表したようなシンプルかつ硬派な1815に複雑機構「ジャンピングセコンド」を搭載しています。

ちなみにこの機構は、創業者であるウォルター・ランゲの曽祖父、フェルディナント・アドルフ・ランゲの

150年前の発明に由来する技術です。

まさにランゲ家の伝統と技術が詰まった特別な時計です。

 

 

 

 

 

 

本来機械式時計の秒針はスイープ運針であると一般的には言われています。

この運針法では、秒針がてんぷの振動数に応じて1秒を5~10等分にして小刻みに動きます。

この動きは機械式時計を代表する美しい動きですが、時に不都合な場合もあります。

それは、1秒を争うようなショートタイムを計測したりする場合です。

それに対し複雑機構「ジャンピングセコンド」は、時の最小単位である秒をはっきりと指し示します。

 

ウォルター・ランゲがイメージしたであろう完璧な時計はどのような時計だろうと検討され、

出された答えがこのジャンピングセコンドという珍しい機構が搭載された1815。

外観は本質的なものだけに絞り込み、内には確かなものを秘めている、

そういったドイツ時計らしさ、ランゲらしさが詰まった究極の時計です。

 

 

 

 

 

 

 

 

裏蓋から見えるムーブメントも他のランゲのものと比べ、非常に立体的で

また違ったランゲの良さを垣間見ることができます。

 

A.ランゲ&ゾーネはカミネ旧居留地店で取り扱いしております。

 

カミネ旧居留地店

078-325-0088

神戸市中央区播磨町49旧居留地平和ビル1

 

 

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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