KAMINEスタッフブログ

CT SCUDERIA　”2 TEMPI”　ロッカーズが憧れた５９

UPDATE: 2016.05.10

こんにちはBis店です。

今回もCTスクーデリアのおすすめをご紹介いたします。

とてもレアなイタリアンカラーの　”2 TEMPI”（デュエテンピ）

2 TEMPIはKAWASAKIの 500SS MACH Ⅲ 1969 がモチーフになっています。

世界最速の称号を英国車が死守していた60年代後半に、カワサキがその称号を奪取し

日本車のイメージを覆した、当時世界最速の伝説的バイクだそうです。

デュアルタイムなので12時と6時位置のリューズでそれぞれ時間を

調整することができます。

文字盤がカーボンでモータースポーツ感が出ています。

そして、最も特徴的なのがイタリアのトリコロールカラーの”59”

59は ”59club” が由来しています。

60年代初頭、ひとりの聖職者がその不良達（ロッカーズ)の溜まり場といわれるACE CAFEのドアを開きました。最初は歓迎されませんでしたが、トライアンフを愛車とし、神父服の上にルイスレザーのブロンクスのジャケットをまとう風変わりな聖職者はいつしか、若者達からSWINGIGN　VICER(いかした神父)と呼ばれ良き相談相手になっていたそうです。
彼こそが英国教会の神父であり、59clubの創始者であるファーザー・ビル・シャーゴールドです。

ロッカーズへの社会的バッシングを取り去るべく、カフェに顔を出し交流を深め当時不良のレッテルを貼られていた彼らにバイクを通して青少年の教育、更生を行いました。また、新聞社や雑誌社に手紙を送り、訴え続け理解と教育に時間と情熱を注いだのです。そしてその年に “59club” を発足し当時、世間より必要とされなかったロッカーズの為に彼の教会のドアを開けました。
これらはニュースペーパーやTVによって瞬く間にイギリスに知れ渡り、多数のメンバーを獲得しました。当時は世界一のクラブとなり、”59” のワッペンをつけることがロッカーズの最高のステータスになりました。