KAMINEスタッフブログ

“初夏のヴァレド・ジュウ”

現地のSさんから美しい写真とメッセージが届きましたので、皆様に今のスイスの空気をお伝えします。
フィリップ・デュフールさんのアトリエの窓からの景色。

真っ白な雪化粧が窓から広がっていた冬の風景は美しい新緑に変わり、明るい日差しがアトリエを照らします。
窓辺のシンギングバードが本物の鳥となり、今にもさえずり始めそうです。

世界中の熱狂的なファンからのオーダーを長々とこなし続けてきたフィリップ・デュフールさんですが、
名作シンプリシティーは今年の夏には全ての製造が完了するとの事です。

珍しいシンギングバード。
それぞれの鳥が機械仕掛けでさえずります。

ジュウ渓谷唯一の公立時計博物館であるエスパス・オロロジェの所蔵品。
いつもながらボランティアで修復のお手伝いをされているそうです。
シンギングバードの最高峰はロシャ(ROCHAT)兄弟です。
ロシャ兄弟は19世紀前半にジュネーブで活躍した時計師兄弟ですが、
シンギングバードの技術はジュウ渓谷で習得したといわれています。
シンギングバード

アトリエ付近で菜の花が一面に広がる何とも美しい風景です。
こうした季節でも、この地域では超精密な腕時計が生み出されています。

これは、ルブラッシュの街並みです。

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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