先日のC.O.S.Cクロノメーターに続きまして、今回はジュネーブシールをご紹介いたします。
ジュネーブシールは、1886年スイスジュネーブ州の伝統的な時計製造技術を保護する為に発足された規格で、時計の原産地、精度、持続性、時計製造のノウハウを保証するものとされています。
12条からなる厳格な規準をクリアした製品のみ認定され、ブリッジにジュネーブ州の紋章が刻印されます。
(ジュネーブスタンプとも言います。)
クロノメーターのテストが15日間(360時間)行われるのに対して、ジュネーブシールは600時間に渡り品質検査が行われます。
ジュネーブシールの規定の中には精度に関するチェックは含まれませんが、メーカーが希望をすればジュネーブシールのついた時計には無条件でクロノメーター合格証明証が発行されるようです。(これだけ時間と手間をかけたものなので、当然クロノメーターの精度は保証できるいうとジュネーブ州の方針。)
ジュネーブシールを取得した商品を多く算出するメーカーは、パテックフィリップ・ロジェデュブイ・ヴァシュロンコンスタンタンなど。
パテックフィリップに関しては新しく「パテックフィリップシール」といったジュネーブシールをも上回る独自の品質保証規準を設けて、刻印をしていくようですが、、、ここまでいくと別格ですね。