Patek Philippe Floorブログ

5270Gのダイヤルの変遷

パテック フィリップの完全自社製、手巻き永久カレンダー搭載クロノグラフ、5270Gが初めて発表されたのが2011年になります。

初代5270(Ref.5270G-001)

その後2013年まで3年間製造された後、2014年にはダイヤルのデザインが変更されました。
初代と2代目の最も大きな変更点はダイヤル外周のレールウェイがタキメーターになったことです。

2代目5270(Ref.5270G-013)

この変更により、スケールが内側によった為文字盤自体が狭く引き締まりましたが、6時のカレンダー下部が少し膨らみました。考えてみますとかなりユニークなスケール表示ですね。
そしてこの2代目の発売からわずか1年後の今年、5270は3代目のダイヤルに変更されました。

3代目5270(Ref.5270G-018)

スケールが初代と2代目を合わせたようなデザインになって更に内側に寄ってより精悍さが増しました。(アップライトのインデックスの長さがだんだん短くなっています。)そして注目の箇所、6時のカレンダーのスケールはふくらまずに切れています。またスモールセコンドと30分積算計の針、カレンダー表示針もリーフ型からよりすっきりしたものに変更されました。

今年の新作ももちろんよいのですが、カミネには現在2代目のモデルが店頭にございます。たった1年しか生産されなかったユニークなスケールインデックスの稀少モデルということで今後の価値も高まるかも・・・・ですね。
是非店頭でご覧ください。

グランドコンプリケーション
永久カレンダークロノグラフ
Ref.5270G-013

・手巻きムーブメント ・キャリバー CH 29-535 PS Q
・永久カレンダー
・クロノグラフ
・センター
・クロノグラフ秒針、瞬時運針式30分計
・曜日、月、閏年、昼夜を窓表示
・日付を指針表示
・スモールセコンド
・タキメーター目盛
・ムーンフェイズ
・サファイヤクリスタル・バックと通常のケースバックが共に付属
・シルバー・オパーリン文字盤、ゴールド植字インデックス
・サファイヤクリスタル・バック
・ホワイトゴールド仕様
・ケース径:41mm
・3気圧防水
・¥18748800(税込)

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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