Patek Philippe Floorブログ

年次カレンダー Ref.5396G-011

はや2月になりました。

2月1日に予定されていました価格改定が1月中旬からの為替相場の不安定な状態により2月中旬~3月1日に延期となりました。情報入り次第、こちらのブログとカミネ公式HPにてお知らせいたします。

今回は、年次カレンダー(Ref.5396G-011)をご紹介いたします。

2月末以外を自動的にカレンダーを調整するのが年次カレンダーで、閏年を含む2月末まで自動的に調整するのが永久カレンダーです。

1996年に特許を取得した年次カレンダーは、永久カレンダーを簡略化したものではなく、専用の設計となります。
特徴はカレンダー機構の大半を、巨大なカムとレバーから歯車の噛み合わせに置き換えた点にあります。これによるメリットは、生産性の高さ、メンテナンスの容易さに加え、カレンダーの切替えに慣性の大きなレバーを使わないため、部品が摩耗しにくいほか、衝撃を受けてもカレンダー表示が誤作動を起こしにくい点です。

デメリットとしては、歯車で構成されるため、部品点数が増え、カレンダーの抵抗が増しますが、パテック フィリップは歯車を磨くことにより抵抗を軽減させ、ほとんど性能に影響を及ぼさなくしています。

日付、曜日、月をディスクで表示するRef.5396は6時位置に24時間表示、曜日と月表示が文字盤の中央にコンパクトにまとめられ、全体の古典的な意匠とのバランスがとても素晴らしいです。

店頭に、Ref.5396G-011とRef.5396/1G-010がございますので、是非見比べてみてください。

また、既に年次カレンダーお持ちの方は3月1日が年に一度の操作が必要な日となります。操作が煩わしかったり、複雑で自分では調整しづらいといったオーナー様いらっしゃいましたら私共に一声おかけください。

年次カレンダー
Ref.5396G-011、Ref.5396/1G-010(ブレスレットモデル)

K18WGケース(38.5㎜)自動巻(Cal.324 S QA LU 24H/303)曜日、日付、月を窓表示ムーンフェイズ
24時間表示サブダイヤル
センターセコンドサファイヤクリスタル・バック
3気圧防水
¥5238000(税込)
¥7797600(税込)

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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