Breguet - ブレゲ タイプ 20 - クロノグラフ 2057

2057ST/92/3WU

¥ 2,882,000(税込)

  • ブランド

    Breguet
    ブレゲ

  • ムーブメント

    自動巻、キャリバー7281

  • 機能

    フライバッククロノグラフ、日付表示、スモールセコンド、30分積算計

  • ケース素材

    ステンレススティール

  • ケースサイズ

    42 mm

  • ストラップ / ブレスレット

    付け替え可能なカーフストラップとNATOストラップの2本付き

  • ケース厚: 14.1 mm
    ダイヤル: ブラックダイヤル
    ひげゼンマイ: シリコン製ひらひげ
    脱進機: シリコン製ホーンのインバーテッド・インラインレバー脱進機
    防水: 10 気圧 (100 m)
    キャリバー: 7281
    振動数: 5 Hz(3 万 6000 振動/時)
    パワーリザーブ: 60 時間
    部品数: 339

タイプ 20 - クロノグラフ 2057(2057ST/92/3WU)の特徴

タイプ 20 - クロノグラフ 2057 – ミリタリーモデルの系譜
この時計は、1955 年から 1959 年にフランス空軍に納められた 1100 本のモデルから想を得ています。その名称には、ローマ数で「タイプ XX」と表記される海軍航空隊モデルを含むあらゆるモデルと違い、アラビア数字の「20」が用いられています。ダイヤルは、原型となる「タイプ 20」のスタイルを忠実に保ちながら、ブラックで現代的に仕上げられています。アラビア数字とベゼルの3角マーカー、そしてすべて針にミントグリーンの夜光塗料が施されています。3 時位置の 30 分積算計は、9 時位置のスモールセコンドより若干大きくなり、4 時と 5時の間に日付表示の窓が設けられています。ステンレススティールによる直径 42mm のケースには、過去に空軍向けに供給されたモデルと同様に、目盛りの刻みがなく縁に縦溝模様を施したベゼルが備わります。リュウズはオリジナルモデルを想起させるポワル型(梨型)で、3 つのポジション(1 ニュートラル、2 日付修正、3 時刻合わせ)の各調整が行えます。2 時位置のプッシャーはクロノグラフの作動に用い、計測のスタートとストップを行います。また 4 時位置のプッシャーは、クロノグラフ針と積算計のゼロリセットに用い、有名なフライバックの原理によって瞬時にクロノグラフの再スタートが可能になります。

およそ 70 年にわたりアイコニックな地位を築いてきた「タイプ XX」コレクションの背景には航空の歴史があり、パイロットの腕に精密機器として着けられ、また伝説を築いたこの時計の特別な個性に魅せられた多くの愛好者の間で着けられてきました。ブレゲ・マニュファクチュールは、革新的できわめて現代的ながら、その歴史を十分に反映し新たにデザインされたモデルをここに発表します。

2023 年は、新たな展開、新世代、新型ムーブメントの幕開けとなる「タイプ XX」の新作をもたらします。アイコニックな「タイプ XX」の新世代は、登場に先立って準備に 4 年が費やされ、あらゆる期待に応える 2 つのモデルの発表に至りました。すなわち、軍用モデルから着想したものと、最良の民間モデルに由来する 2 つです。ブレゲは、代表的な第 1 世代「タイプ XX」に基づきながら、これらの時計にコンテンポラリーでダイナミックなスピリットとともに最新のテクノロジーを注ぎ込みました。「タイプ XX」の冒険物語にはいささかも衰退の兆しは見られません。

原点回帰

新しい「タイプ XX」を作り出すにあたり、ブレゲが無尽蔵の遺産を利用できたのは当然のことでした。さまざまな点を歴史的な文脈で考えると、1950 年代初頭の時点でブレゲが堅牢で特別な仕様の腕時計クロノグラフに対する空軍の要請に応える用意ができていたことを思い出すはずでしょう。

一流のメゾンとしての存在を自負するブレゲは、19 世紀に航海の分野でその役を果たしたように、20 世紀には航空の分野に貢献し、人類の偉大な冒険に熱心に関わってきました。多くのパイロットが買い求めたのはブレゲの時計でした。1910 年にはアルベルト・サントス-デュモン、1918 年にはフランスに滞在中のアメリカのパイロットたち、ルイ・ブレゲ航空会社、1920 年にはフランスを訪れた日本人パイロットなど、ほかにも多くの人々が手に入れました。

時計と航空航法

パイロットはもとより一般的に航空機の乗員にとって、搭乗中の時間の流れを把握したり、緊張をともなう激務の環境で常に時間を参照することは欠かせません。飛行時間や飛行中間タイムの正確な計測、燃料消費の監視、方位の測定、あるいは作戦の遂行など、これらすべてを満たす機器の開発に時計メーカーたちが長年に渡って取り組み、機器はより正確で扱いやすいものになりました。すなわち積載用クロノグラフや、これに続く腕時計クロノグラフです。

ブレゲ社の保存資料を詳細に調査すると、航空環境の特別な規定に合致する多数の《特注》と称する製品が 1930年代以降に登場していることが判明します。たとえば、耐磁性のシルバー・ケースに収められた径 19 リーニュの飛行場用クロノメーター、スプリットセコンド・クロノグラフの積算計、断熱ケースが備わる径 24 リーニュの小型積載用クロノメーター、サーモスタットと照明、シデロメーターなどです。これらの高度な技術による製品は、軍用の航空と国営航空会社として創設されたばかりのエールフランスに供給されました。

1950 年代初頭からは、航空機の計器パネルに積載する時計機器の供給が一段と増加しましたが、それはブレゲが30 年間も高い評価を得ていた専門技術の中のひとつでした。最も普及したモデルには「タイプ 11」「タイプ11/1」「タイプ 12」などがあり、これらは多くの国に販売され、さまざまな航空機の計器パネルに搭載されました。とりわけ忘れられないのは、あの超音速ジェット機コンコルドです。

ブレゲ社は、1930 年代にすでにクロノグラフ機能が備わる腕時計をより多く製造するようになり、戦後もその傾向が確かに見て取れます。腕時計クロノグラフの流行が始まり、それが長く続くことになりました。

パイロットにとって、航空機に搭乗した際に、安全上の理由から代理機能の仕組みを確立しておくことが必要ですが、その際に極めて重要なのが時計です。当時それは計器パネルのクロノグラフを別のクロノグラフでバックアップすることを意味しており、それは何よりパイロットが着ける腕時計クロノグラフに他なりません。ひとつが使用不能になったら、もうひとつが引き継ぐわけです。これこそがまさに、ブレゲがとくに伝説の「タイプXX」でスぺシャリストの地位を築いた時計機器の核心的な点でした。

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