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ローラン・フェリエ ル・マンレーサーが作った腕時計

時計師でありながら、ル・マン24時間耐久レースに出場し、総合3位の好成績を収めた。そんな異色の経歴を持っているのがローラン・フェリエです。
今回のブログでは、時計師としてはさることながらレーサーとして活躍したエピソードと、それにまつわる腕時計話をさせて頂きます。

まずル・マン24時間耐久レースは、皆さんご存知でしょうか?
車好きな方は既に知っていることかと思いますが、そうではない方にとっては「なんとなく聞いたことがある」くらいの方もいらっしゃるかと思います。
このレースは、フランスで1923年から100年以上の歴史をもち、F1のモナコグランプリ、アメリカのインディ500と並ぶ世界三大レースの一つとされています。
なかでも24時間走り続けるということから「世界一過酷な耐久レース」とも称されており、過去にはスティーブ・マックイーンが主演を務める映画「栄光のル・マン」で登場、かのポール・ニューマンも出場していることでも有名です。
これだけ権威のあるレースですから、世界各国の自動車メーカーやレーシングチームからのエントリーが殺到し、出場自体が非常に難易度の高いものになっています。

ローラン・フェリエ氏はそんな中で、1979年のレースに出場し、総合3位の成績。アマチュアレーサーでありながら、この好成績まさに快挙であり、ローラン・フェリエ氏にとっても人生における非常にドラマチックな瞬間であったに違いありません。ちなみにこの時の2位がポール・ニューマンだったようです。

その後、ローラン・フェリエ氏はこの快挙を記念して、一緒にレースに参加したチームメイトである実業家フランソワ・セルヴァナン氏に、自身が務めるパテック・フィリップのノーチラスを贈りました。そしてフランソワ・セルヴァナン氏は次のように投げかけたといいます。

「この快挙の後で、一緒にチームを組んで自分たちの時計を作り出すという冒険を続けるのはどうだろうか?」

まさにここが、ローラン・フェリエのブランドが誕生するきっかけにもなった場面だったのです。
一つの時計がマイルストーンとなり、次の人生のきっかけを作っていく。
腕時計の醍醐味であり、素晴らしく素敵なストーリーだと思いました。

そしてこのストーリーから生まれた、ローラン・フェリエの代表作が、次にご紹介する時計です。

「この思い出が私たちに“レース中に着用できる理想的なタイムピースを作ろう”と考えさせ、スポーツ・オートをデザインするに至りました」
こうローラン・フェリエ氏が語るように、あの日の出来事から40年以上の時を経て誕生したのがスポーツ・オートです。

スポーツウォッチとしては程よいサイズ感の41.5mmケースと、それに伴うブレスレットはグレード5チタンを用いることで非常にストレスフリーな着け心地を実現しています。

その他、ヘルメットを被り視界が悪い状態でも瞬時に判読しやすい上下左右のクロスラインが強調されたダイヤルレイアウト。
暗い車内での視認を想定したことが伺える、スーパールミノヴァが施されたインデックス。
運転中に斜めの角度から見ても日窓に隠れない斜面構造のカレンダー等、レーサーとしての視点を存分に用いて作られたデザインであることが伺えます。

そしてケースバックから見えるマイクロローターには、なんと総合3位を収めた時のレースのスタッツが記されています。

このように、その時計が作られた背景まで含めて見ると、そのスペックやデザインは全て意味があるのだと知ることができます。
独立時計師の時計は、制作者の意志がピュアに反映されていることが多く、その時計師のストーリーや考えに思いを馳せながら時計を眺めることは、また他にはない楽しみ方だと思います。

今回ご紹介したスポーツ・オートはローラン・フェリエの中でも人気が高く、すぐにご用意することが難しいタイミングもございますが、車好きな方はもちろん、多くの方に一度は見て頂きたいモデルです。

エスパス ド カミネでは国内でも数少ないローラン・フェリエの正規販売を行う店舗です。是非、お気軽にお問合せくださいませ。

スポーツオート ブルー
ケース素材|グレード5チタニウム
ケースサイズ|41.5mm、厚さ12.70mm
キャリバー LF270.01 マイクロローター付き自動巻き
https://www.kamine.co.jp/item/34080/

世界で初めて製作・採用されたローラン・フェリエのブランドコーナーにぜひお越しください。

【お問い合わせ先】
エスパス ド カミネ
兵庫県神戸市中央区播磨町46 ニッケ播磨町ビル
営業時間 10時30分~19時30分(水曜定休)
TEL 078-325-3600

LAURENT FERRIER – ローラン・フェリエ ウォッチコレクション
https://www.kamine.co.jp/watch/laurent-ferrier/

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COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

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