クロノメトリーブログ

【洗練された時計の芸術】ベル&ロス「BR-03 SKELETON BLACK CERAMIC」が魅せる革新的スケルトンデザイン

航空計器からインスピレーションを受け、唯一無二の存在感を放つベル&ロス。2025年4月1日、スイスの名門時計ブランドは「Watches & Wonders Geneva 2025」において、長年愛されてきたスクエアケースデザインの生誕20周年を記念する特別なタイムピース「BR-03 SKELETON BLACK CERAMIC」を発表しました。

革新と伝統が融合するマスターピース

フランス・パリに本社を置き、スイス・ラ・ショー・ド・フォンの熟練職人たちによって精密に製造されるベル&ロスの時計。その卓越した品質と革新的デザインは、世界中の時計愛好家を魅了し続けています。

新作「BR-03 SKELETON BLACK CERAMIC」は、そのDNAを継承しながらも、従来のブラックマット仕様からスケルトン仕様へと大胆に進化。2023年9月にリサイズされた41mmケースを採用し、より多くの腕元にフィットする装着感を実現しています。軽量かつ耐傷性に優れたブラックセラミック素材と、スモークブラックのサファイアクリスタルダイヤルが織りなす洗練された美しさは、時計愛好家の心を鷲掴みにするでしょう。

時を超えるアイコンの進化

2005年に誕生したBR-01は、航空計器を思わせる四角いケースと特徴的な四隅のネジによって、ベル&ロスのアイコンとして確立されました。その伝統を受け継ぎながら、「BR-03 SKELETON BLACK CERAMIC」はさらなる高みへと昇華しています。

オープンワークされた文字盤からは、ベル&ロス専用に設計された自動巻きキャリバー「BR-CAL.328」の精緻な動きが覗きます。特にX字型構造のアッパーブリッジは、1947年に世界初の音速飛行を成し遂げた実験機「ベルX-1」からインスパイアされたもの。革新と挑戦の精神を時計に宿しています。

このX字デザインはスクエアケースの四隅を結ぶラインを想起させ、時計全体に力強さと一体感をもたらしています。約54時間のパワーリザーブを備え、日常使いにも十分な実用性を兼ね備えた傑作です。

視認性とデザイン、両立の妙技

スケルトン時計の最大の課題は視認性の確保。「BR-03 SKELETON BLACK CERAMIC」では、スモークブラックのサファイアクリスタルダイヤルによって、この難題を見事に克服しています。適度な透過性を持つダイヤルが、ムーブメントの美しさを損なうことなく時刻の読み取りやすさを実現。デザインと機能性の完璧なバランスは、ベル&ロスの卓越したデザイン哲学と技術力の証といえるでしょう。

時計の枠を超えた芸術品

「BR-03 SKELETON BLACK CERAMIC」の魅力は、その技術的優位性だけにとどまりません。ブラックセラミックの重厚な質感と、透けて見えるムーブメントが織りなす陰影のコントラストは、まさに腕元の芸術作品。現代的なエレガンスを体現し、いかなるシーンでも存在感を放ちます。

歴史と未来を紡ぐ一本

「BR-03 SKELETON BLACK CERAMIC」は、ベル&ロスのスクエアケース20年の歴史とともに歩む、特別なタイムピースです。全国のベル&ロス正規販売店で販売される本モデルは、時計コレクターにとって見逃せない一本となるでしょう。

時計愛好家の皆様、この革新的タイムピースを実際に手に取り、ベル&ロスが紡いできた20年の歴史とそのクラフツマンシップを体感してください。「BR-03 SKELETON BLACK CERAMIC」は、単なる時を告げる道具を超え、腕元で息づく情熱の結晶です。

【お問い合わせ】
カミネ クロノメトリー店
https://www.kamine.co.jp/shop/chronometry/
〒650-0021 神戸市中央区三宮町3丁目1-5
TEL:078-391-1571 / FAX:078-325-5250
MAIL:chronometry@kamine.co.jp
営業時間:10:30~19:30 (不定休)

Bell&Ross(ベル&ロス)時計コレクションhttps://www.kamine.co.jp/watch/bell-and-ross/

※一部画像出典:ベル&ロス 公式サイト
※ブログ内に記載の価格は、2025年3月18日現在のものであり、今後変更する可能性がございますので予めご了承ください。

記事カテゴリー

COLUMNコラム

篠田哲生

最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の魅力とは何だろうか?
数々の仕事を通じてこのブランドに出会い、魅了され、遂にはユーザーとなったライター、ウォッチディレクターの篠田哲生氏が、自身の目と経験から感じた、"パテック フィリップのこと"について語る。

連載コラム一覧

<< 前の記事
【装いを選ばない小ぶりなサイズ】グランドセイコー レディス・クオーツモデル「STGF277」
UPDATE: 2025.04.21
次の記事 >>
【未来を纏う時計】ベル&ロスの限定モデル「BR-03 SKELETON GREY STEEL」登場
UPDATE: 2025.04.28
LINE

LINE友だち追加して
お問い合わせ